景気動向指数とは
内閣府が発表した1月の景気動向指数(CI)の速報値は、景気の現状を示す一致指数が97.9と、前月から2.7ポイント低下。低下は3ヶ月連続となりました。
景気動向指数は、景気全体の動向を知るために、約30の景気指標を使って算出し、DIとCIの2種類があります。
(1)DI(ディフュージョン・インデックス)
景気の方向性を見る指数で、景気の現状や転換点(景気の山や谷)をとらえるものです。
(2)CI(コンポジット・インデックス)
景気変動の強弱やテンポ(量感)を把握するのに適しています。
DI・CIの代表的な指標は次のようになります。
先行指数・・・景気より先に動く指標
一致指数・・・景気と一致して動く指標
遅行指数・・・景気に遅れて動く指標
景気動向指数は一致指数のCIで判断されます。
景気動向指数の基調判断は以下のようになります。
出典:内閣府
今回の指数の基調判断は、③局面変化「下方への局面変化」となり、前月までの「足踏み」から引き下げられました。この表現は、消費税の影響がでた2014年11月以来となります。
「景気後退に入った」という声もでる中、2月の貿易統計(18日)や鉱工業生産指数(29日)が注目されます。
FXのファンダメンタルについての記事を書きましたので、参考にしていただけると幸いです。