和製ヘッジファンド
日経新聞で、「駆ける投資家魂」として特集記事記事が始まりました。第一回目は「ハヤテインベストメント」。約200億円の資金を運用している和製ヘッジファンドです。2006年から運用を開始し、年率は平均で13%という高いリターンをだしています。 ハヤテインベストメントの手法はロング&ショートで年間3,000社を超える調査が売りです。相場をかく乱する投資主体としてよくいわれるヘッジファンドですが、一番多い戦略はロング&ショートで、基本的にマーケットに対して中立です。 日興リサーチセンターによる世界のヘッジファンドの運用比率は以下のようになります。
出典:日興リサーチセンター 先物市場を大きく動かすといわれるCTA(商品投資顧問)はマネージドフューチャーズで、比率は9.5%程度です。3分の1以上は株式ロング・ショートになっています。 日本でも一番多い戦略はロング&ショートで、システム化というよりは地道な企業調査を行うファンドが多いようです。 AIやシステムトレードなどの無人取引が勢力を拡大する中、伝統的な投資スタイルでどこまで運用のパフォーマンスと資産規模を拡大させることができるのかに注目しています。