3月米雇用統計
3月8日に発表された雇用統計は以下のようになりました。
- 失業率は3.8%に低下
- 非農業部門の雇用者数が2万人増と市場予想の18万人を大きく下回る
雇用統計は、世界の経済指標で最も注目されていて、外国為替市場や株式市場などは、雇用統計の発表で大きく動くことが多くなります。
「失業率」と「非農業部門」の2項目が特に注目されていて、FOMC(連邦公開市場委員会)の金融政策への決定にも大きな影響を与えます。
今回は、雇用者数の伸びが大きく予想を下回ったことで、米国経済の失速懸念が強まる恐れがあります。米国の拡大景気は今年7月で10年を超え最長を更新しますが、成長ペースは鈍化しています。
FRB(米連邦準備理事会)は、利上げを見送る方針ですが、この金融政策に対する根拠となるような今回の結果でした。