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フラッシュクラッシュとは

2019年の年末年始の最終日だった1月3日の朝、ドル円は数分の間に4%近く上昇。一時104円台をつけました。アップル社の業績下方修正予想で円が買われたということですが、この短時間の急落を「フラッシュクラッシュ」といいます。

出典:ヤフーファイナンス

 

フラッシュクラッシュとは、株価や為替が瞬時に大きく下落することです。NYダウが201056日に数分間で1,000ドル(9)下落したことからこう呼ばれるようになりました。大手運用会社が株価指数先物への大口売り注文をきっかけに、HFT(高速・高頻度取引)などアルゴリズム取引が追随して下げ幅を大きくしたといわれています。

 

フラッシュクラッシュは、日本の連休中の月曜早朝に起こりやすいといわれています。日本市場が休みになると市場の流動性が極端に低くなるからです。そして、日本のブローカーのロスカットが行われるかどうかの判断基準は、米国市場が閉まるおおむね午前7時(米国冬時間、夏時間は午前6時)ごろです。この時間にポジションを時価評価し、損失が一定額以上になればポジションを清算(ロスカット)しないといけません。

 

市場の流動性が落ちている時間に、このロスカットを狙った仕掛け売りが起き、それに追随するアルゴリズム取引がでるとフラッシュクラッシュが起こる可能性が高まります。

 

日本は世界一の祝日大国で、休みが多いことで有名です。そして、祝日を月曜に移す政策のおかげで3日以上の連休が多くなっています。今後も連休中のフラッシュクラッシュには注意が必要です。

 

今後の2019年の3連休

 

1月14日(3連休)、2月11日(3連休)、56日(10連休)、715日(3連休)、812日(3連休)、916日(3連休)、923日(3連休)、1014日(3連休)11月4日(3連休)

 

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