裁定取引
6日の日経金融新聞に裁定取引に関する記事がでていました。
これは株価指数先物と現物株との裁定取引で、東証が発表している「裁定取引に係る現物株ポジション」が減少しているということです。最近はシステム化がどこの証券会社でも進んでいるので、おいしい鞘というのはほとんどなく、ある程度相場観を持った売買が主流になっているそうです。裁定取引だから簡単に儲かるということはないんでしょうね。バブルが崩壊した15年前は裁定取引をしているのは外資系証券会社だけで、当時のことを書いた本を読むと、先物と現物の鞘はかなりあって、注文を出せば出すほど儲かったそうです。今では考えられませんね。ただ、最近は歴史的な膠着相場であり、相場の値動きがなくなってきていることも原因だそうです。確かに1日50円程度しか先物で動かなければ、鞘も動きませんからねー。金曜日の日経のHVは7.4%になっていて今年2月以来の低さになっています。そろそろボラも底ではないでしょうか。ここ3年ぐらい統計を取っていますが、HVは大体20%ぐらいが平均です。ボラティリティには平均回帰の特性があります。最近は最低値を更新中なのでいつ下げ止まるかわかりませんが、海外市場をみても値動きがでてきたので、ボラが上がることに期待しています。
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» 本日のデイトレ記録 IMJが動き始める [少ない資金から億を目指すトレード日記]
本日後場は、風邪で体調が良くなかったので結局見ているだけにした。
ソフトフロントやアパマンがエキサイティングな動きを見せていたから
参戦したかったのですが、具合が悪いのであの値動きにはついていけそうにもありませんでした(苦笑)。
結局IMJが動いてくれ.... [続きを読む]
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