« 6月30日(木) | トップページ | 月間損益 »

株式オプション

今日の日経金融新聞に米国株式オプションの記事が載っていました。

それによると、2004年の取引高は前年に比べて約3割増加で、過去10年で約4倍になり、株式市場の成長率を上回るそうです。で、アメリカでも株式市場の個人投資家の取引は2割程度ですが、オプション市場では6割を占めるそうです。その背景には退職後の生活への不安があり、年金・投信にたいする不信感があるようです。日本ではやりだした401Kプランなどは過去のもので、アメリカでは自分で投資手法を学ぼうという個人が多いみたいですね。ブローカー大手のオプション・エクスプレスのディビッド・カルト最高経営責任者(CEO)は「米国のオプション市場は今後5年間、毎年22-25%の成長を続ける」と強気の見通しを示しています。以前、韓国のKOSPIについて書きましたが、世界のオプション市場は急速に発達しています。日本もいつまでも”デリバティブ=怖い”という貧弱な発想しかなければ、金融市場の発展はないでしょう。日本の個別株オプションの現状は寂しいもので、外国人投資家などはまったく取引に参加していません。流動性がなさすぎるんでしょうね。日経225オプションの発展も大事ですが、特に個人投資家の方にとっては個別株オプションの方が、より利用価値は高いと思います。大証もユーレックス市場など新しい商品を増やすのではなく、個別株オプションなど現在ある商品に対して対策を考えてほしいものですね。

« 6月30日(木) | トップページ | 月間損益 »

相場雑感」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 株式オプション:

« 6月30日(木) | トップページ | 月間損益 »

無料ブログはココログ

免責事項

  • このブログは私個人の見解を書いたものであり、売買の注文を薦めるものではありません。内容に関しては十分に注意を払っておりますが、内容を保証するものではありません。本文・データ等内容すべてに関する正確性、安全性、信頼性などに直接または間接的に起因する損害や費用などについて、その程度を問わず一切責任を負わず、損害賠償にも応じません。 投資判断を行う際はくれぐれもご注意の上ご自身の責任によって行ってください。また、他社から提供されているコンテンツに関しては、それぞれの会社が作成したものであり、その内容の正確性・有用性等について一切責任を負いません。 無断転用・転載は、著作権法に基づき禁止されています。内容に関してご不明な点などございましたら、コメントやメールをいただけたらと思います。

twitter

  • yanta2011をフォローしましょう

WEBライター