オプション初級講座③
オプションの価格(プレミアム)は、次の5つの構成要素からなっています
①原資産(日経平均株価)の価格
②権利行使価格
③市中金利
④原資産のボラティリティ(価格変動性)
⑤満期までの残存期間
①と②の差額が”本質的価値”で③~⑤が”時間価値”といいます。で、前回”オプションの買い”には大きな落とし穴があると書きましたが、それは”時間価値”が大きく関係してきます。”時間価値”とは権利の価格から本質的価値を差し引いた残りの値で、時間の減少とともに減少していき、期日においては、ゼロになってしまいます。つまり、オプションの買い手は、時間に対して代償を払っているのです。ですから、相場が思惑の方に動いても利益にならないのはこの”時間価値の減少(タイムディケィ)”が原因であることが多いのです。実際に商いをしているとわかるのですが、オプションの買いで儲けがでるのは急落するなど日経平均が大きく動くときで、もみ合い相場のときはオプションの買いは圧倒的に不利なのです。次回はオプション価格(プレミアム)についてより詳しく見ていきます。
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