相場
相場は、アートとサイエンスの部分があって、特にアートの部分が大事なのですが、これは経験によるところが多く、うまく説明できる部分ではありませんよね。ですから、勝っている人と同じポジションを持っていれば勝てるか、といった単純なものではなく、自分で経験していくしか上達の道はないでしょう(もちろん勝っている人がなぜこの時買ったり売ったりしたのか分析することは有効だと思います)。ただ、先物・オプションには理論的な部分もあって(特に鞘取り)、これは理論を学べば学ぶほど上達する可能性は高くなると考えています。金融工学だ、経済物理だ、というと理系の院卒じゃなきゃ理解できないんじゃないかなーと以前は考えていたのですが(私は文系なので)、例えば、ブラックショールズを完全に理解しようとすれば、やれ、ブラウン運動だとか伊藤積分だとか、?といった部分も多いのですが、今ではEXCELで式をつくれるような本もでているわけで、理論を完全に理解するのは難しいが、それを応用するのは可能であるといえます。というわけで、日々の商いで経験と勘を磨きつつ、理論的なことも継続して勉強していこう、そんなふうに考えています。で、オプションディーラーとして最も関心のあるのが、やはりボラティリティの動きなので、ARCHモデルから理解して、非線形の動き、つまりカオスやフラクタルの面からボラティリティの動きが推定できないか、そんなところを分析しようと思ってます。<ゴールデンウィークまでこんなこと考えていて、ほとんど相場バカですね(笑)>
« 4/28(木) | トップページ | ブログ続いてますね(2) »
「相場雑感」カテゴリの記事
- GPIF 2018年10~12月期 損失14兆円過去最大(2019.01.17)
- 株式無人市場4つのプレーヤーとは(2019.01.16)
- 年初からフラッシュクラッシュ(2019.01.03)
- 3/9(火)前場 日経225先物10560円(2010.03.09)
- オプション権利行使価格(2009.05.07)
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 相場:
» 2nd econophysics seminar [nadja in wbo]
5/19(14:00~)東工大経済物理学セミナーin大岡山キャンパス 百年記念館2F
詳しいアナウンスはこちらです。僕も参加(聴講)します。 [続きを読む]
» 続報;経済物理学セミナー [nadja in wbo]
現在、第2回セミナーでは、
森谷博之氏(オックスフォード ファイナンシャル エデュケーション)
山崎和子氏(東京情報大学)
海野一則氏(東京工業大学)
に、話題提供を、お願いしています。
だそうです。どういう発表かかなり気になります。... [続きを読む]
» 第3回東工大経済物理学セミナーの告知を [nadja in wbo]
東工大経済物理学セミナーの告知を忘れていました。
2005年6月30日(木) 14:00~(終了は16:00~17:00を予定)
東京工業大学 大岡山キャンパス東京工業大学百年記念館
2F 第2会議室
だそうだ。今回も暇なので参加してみようと思う。発表者を見る感じだと今回は「...... [続きを読む]
コメント