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オプション実践講座⑫

今回は”ショートストラングル戦略”における”デルタヘッジ”についてみていきます。

初級講座⑪において個人の方は”デルタ”に注意すればいいと書きました。確かに、厳密な数値を押さえるのは、”デルタ”だけで構わないのですが、

ショートストラングルにおいては、ネガティブガンマで、ベガもマイナス、つまりボラティリティも売っているわけですから、相場が膠着状態のとき利益になることがわかります。一方、相場が動き出すと、最初にデルタ・ニュートラルポジション(デルタがゼロ)をとっていたとしても、ショートガンマによりデルタが動いてきます。そこで必要になるのが”デルタヘッジ”です。

例えば相場が上昇してくるとコール価格が上昇し、プット価格が下落します。

するとデルタが合わなくなってくるので、プットをさらに売り増す必要があるのです。オプション実践講座⑩を考えますと、日経225先物が11800円に上昇したとき、コール120が45円から60円に上昇し、プット110が15円から10円に下落したとします。すると、コールのデルタは0.22から0.29になり、プットのデルタは

-0.07から-0.05になります。すると120Cを5枚、110Pを15枚売って、デルタニュートラルにしていたポジションが、デルタ換算で-0.72になってしまいます。そこでデルタをニュートラルにするにはさらに110P 10円を15枚

(-15×-0.05=0.75)売る必要があるのです。

(続く)

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コメント

いつもこちらのブログで勉強をさせて頂いています。

まだオプションは勉強中ですが、今ひとつ「ガンマロング・デルタニュートラル戦略」が分かりません。

これは、ダイナミックデルタヘッジをしながらボラの上昇を取りにいく事と同じ事なのでしょうか?つまり、「ベガロング戦略」という事なのでしょうか?

ガンマロングでも、ダイナミックデルタヘッジをすれば、相場の上げ下げを関係無いと捉えているのですが。。。

もしお手隙でしたら教えて下さい。

投稿: 京都 | 2005年7月27日 (水) 22時34分

>京都さん
きちんとデルタをヘッジすれば、ボラティリティの上昇によって利益が出ますよね。ただ、ガンマロングでしたら、相場が動けば利益になりますから、ショートガンマほどデルタヘッジを気にしなくていいと思います。

投稿: やんた | 2005年7月27日 (水) 23時36分

今頃気づいて、このサイトにたどり着きました。
デルタゼロにする意味なり方法は分かりましたが、では、その後とるべき行動、というのが分かりません。
コールが黒字になり、コールを売って、プットを買ったとしても、その後、また、デルタゼロにするために、再び、コールを買わなければなりませんよね。
そのときには、タイミングをずらして、コールがいくらか安くなったときに、コールを手当てすればいいんでしょうか。
素人ですが、お教えください。

投稿: Sas | 2006年5月18日 (木) 09時55分

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