« マーケット心理学⑧ | トップページ | 値幅と収益の関係 »

先物初級講座⑦

今回は”市場参加者”です。

大阪証券取引所は毎月””先物・オプションレポート”を発行しています。そこでは、月間市場参加者比率が掲載されています。それをみると個人投資家の比率は2~3%程度で、自己が約50%、外国人投資家が約40%となっていて、自己と外国人投資家で9割を占めています。もちろんこれはロットの大きさが影響しています。1回あたり100枚単位で取引するので、大きな割合を占めるようになるのです。では、こういった大口投資家は相場観でアウトライト(片張り)をおこなっているのでしょうか。実は現在の先物市場はほとんどがアービトラージ(鞘取り)なのです。もちろん相場観に基づき取引することもあるでしょうが、大部分はアービトラージと考えています。具体的には日経225先物ー日経225現物での鞘取り、日経225先物-TOPIX先物での鞘取り,大証とSGX(シンガポール)での日経225先物の鞘取り、そして日経225先物と日経225オプションとの鞘取りなど色々あります。重要な点は、大部分の市場参加者は相場が上がるか下がるかだけを見ているのではなく、相対的に割高か割安かを見ているのです。ですから日経225先物の動きだけをみて”上がりそう”だとか”下がりそう”だと考えるのは間違いではないのですが、相場の1部分しか見ていないことになります。市場間、商品間の”鞘”を見抜く目が日経225先物を取引する上では必要なのです。

« マーケット心理学⑧ | トップページ | 値幅と収益の関係 »

コメント

 裁定取引は比較対象さえ間違えなければ確実に勝てる最高のトレードだと聞いたことがあります。
 私は(気分は)スペキュレーターなのですが、日経225先物では少数派なのかもしれませんね。
 逆にそこが付け入る隙かも、などと都合よく考えています(笑)

投稿: kinnpati | 2005年6月30日 (木) 22時32分

もちろん投資スタイルはひとそれぞれなので、裁定取引をしなければ勝てないということはありません。ただ、取引する上で相対的な価格を見る癖をつけることは、アウトライトをする上でも役立つと思いますよ。

投稿: やんた | 2005年6月30日 (木) 23時22分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91490/4762522

この記事へのトラックバック一覧です: 先物初級講座⑦:

« マーケット心理学⑧ | トップページ | 値幅と収益の関係 »