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オプション初級講座⑪

最後に”ベガ”をみてみましょう

”ベガ”は、ボラティリティ(IV)が1%変動した時に、プレミアムの理論価格がどの程度変化するかを示す指標です。例えば、7月115C プレミアム40円のベガが、8.33だったとすると、1% IVが上昇するとプレミアムは48.33円になります。これもガンマと一緒で、オプションの買い手はベガの買いで、相場が大きく動けば利益になりますし、オプションの売り手はベガの売りで、相場が動かなければ利益になります。リスクパラメーターが4つの基本戦略に与える影響をまとめてみます

  デルタ ガンマ セータ ベガ
コールの買い   +   +   -   +
コールの売り   -   -   +   -
プットの買い   -   +   -   +
プットの売り   +   -   +   -

注:ガンマ、ベガは必ず正の値を取り、セータは負の値を取りますが、デルタは正、負両方ありますので、ここではデルタが正(相場上昇)の場合を想定しました。

”リスクパラメータ”を実際に計算するのは複雑なので、中級編で詳しくみていくことにします。初級編では、オプションには4つのリスク指標があるということを認識していただければ十分です。個人でオプションを投資している方は主にデルタだけ注意していればいいのですが、オプションの買い手は時間価値を毎日払っていること、ボラティリティの上下によってもオプションのプレミアムは変化するなど、相場の上下以外にもオプション価格を変動させる要因があるということを意識していただきたいと思います。

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