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オプション初級講座⑥

それでは”時間的価値”についてみていきましょう

最初は”短期金利”です。”短期金利”はリスク・フリー・レート、つまり銀行預金のようなものですね。オプションではCD3ヶ月や無担保コール3ヶ月ものなどが良く使われますが、実践ではあまり気にしませんので、理論価格を算出するときにもう一度説明することにします。2番目は”残存日数”です。ここからがオプションを理解するために非常に重要なところです。この”残存日数”

と次の”ボラティリティ”が理解できなければ実際に商いをするのはまだ早いと考えています。もう一度表を見てみましょう

 

    コールオプション プットオプション
原資産 上昇 上昇 下落
権利行使価格 上昇 下落 上昇
短期金利 上昇 上昇 下落
残存日数 上昇 上昇 上昇
ボラティリティ 上昇 上昇 上昇

残存期間が上昇(長くなる)とコールオプション、プットオプションともにプレミアム(価格)は上昇しています。これはなぜなんでしょうか。実はこれは”可能性”という概念に関係します。つまり、現在日経平均が11000円で、権利行使価格11500円のコールを買った場合、例えば明日、SQ(決済)をむかえるより、1ヶ月後にSQをむかえるほうが、11500円にいく可能性は高まりますよね。”可能性が高いほうがプレミアムは上昇する”のです。これは次のボラティリティのところでも重要な概念ですのでしっかり理解してください。で、毎日時間が過ぎると11500円にいく可能性はどんどん減り、その分プレミアムは減っていきます。つまりこれが”時間価値の減少(タイムディケィ)”なのです。買い手は毎日この”タイムディケィ”と戦わなければならないのです。タイムディケィは”シータ”というのを使って計算するのですが、これは難しいので、中級編で説明していこうと思います。長くなってきたので、一番理解が困難な”ボラティリティ”は次回にします。

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